今日の一冊−2

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 「ロリータの詩集」山中音和 9/3(火)

ロリータ──少女の詩集です。
「言葉」にコンプレックスを持つ少女斎(ゆい)が綴る、青春のポエムです。
1話読みきりで、ひとつのタイトルにひとつの詩が書かれています。

不器用で、本当は人一倍繊細で臆病なのにそれを素直に出すこともできなくて、それゆえに人と混ざり合うことができずに一人になってしまう少女。
でも、その姿は、周りからはつっぱっているとしか見えなくて。
そんな斎が、あがきながら一生懸命に生きてゆく姿は切ないけど、周りの人たちはやさしくて読後感は心地よい、とってもよいお話です。

コメント
「手紙」
本当は使いっ走りをさせられているのに、病気の少女に、友達がいっぱいいるというウソの手紙を書いている少年。
でも、ウソは苦しくて、少年が、手紙を破く。
それを偶然見てしまった斎。
「あんたみたいに強くなりたかった」と言われて、「あんたはへらへら笑ってた方がいいと思うな」と言う。
「あたしみたいにはなれないよ」と。
(そうすると、気まずくなりそうな空気を和ませて周りを安心させる。私にはできない)
言葉には出さなかった思いは、きっと半分ぐらいは少年にも伝わっただろう。

手紙

ぺらぺらで 
風に飛ばされる程
たよりないのに
心が見える
姿よりも声よりも

理想の自分にはなれないけど、今の自分のままでもいいんだよって言ってくれている、この話がとても好きです。


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水紀

「手紙」私もこの話好きです。飛ばされた手紙のことを気にして使い走りをさせてた少年が、健二のことを思いやって声をかけてくる。そこで斎の言葉が生きてくる。そこも好きです。

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ゆーり

「おまえが笑ってないと調子狂うんだよな」という照れ交じりの言葉に、相手の気持ちを汲み取って、いつも通りにフォローしながら笑う健二の笑顔が良かったね。





「おろち」楳図かずお(小学館文庫) 6/18(火)

楳図かずおさんの代表作のひとつです。
どこからきてどこへ行くのか、作者にもわからないという謎の少女おろちの物語。
年を取らず、不思議な力を持ちながら、ただ人々の生き様を見つめる続けるだけの
この少女の物語が昔から好きでした。
でも、この本はそれ以上に特別なのです。
表紙を私の好きな味戸ケイコさんが書いているのです。
私のすきなおろちを、私の好きな味戸さんが書いている・・・
オークションで見つけた時は感動でした。
これも、表紙の為に買い揃えた本のひとつです。
コメント

水紀> at 6/22 20:00
梅図かずおさんというと「赤ん坊少女タマミ」が一番印象に強いですね。
「おろち」読んだはずなのに、思い出せないです。

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水紀> at 6/22 20:01
ゆーりのコメントを読んでいて思い出したのは何故か『家族八景』
『七瀬ふたたび』の七瀬。うーん、どっちもまた読みたくなった・・・。
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ゆーり> at 6/22 21:21
「赤ん坊少女タマミ」少し前に読んだよ。
目がすごく大きな美少女、(タマミじゃないけど)それが、一番の印象かな。
でも、結構いいストーリーなんだよね。
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ゆーり> at 6/22 21:30
七瀬シリーズ!
そういえば、そうだね。
私も、好きだよ。3作目の「エディプスの恋人」も好きだな。
(ちょっと救いのない話だけど)

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水紀> at 6/22 21:45
「タマミ」は最後かわいそうだったよね。泣けたのを覚えてる。
「エディプスの恋人」も読んだよ。一時期ね筒井康隆にはまったの。
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ゆーり> at 6/22 22:24
筒井さんの本、結構読んだよ。
コメディなんて、ものすごくめちゃくちゃで楽しいし、ジョークがなんだかわからない摩訶不思議な感じも好きだったな。
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ゆーり> at 6/22 22:27
「タマミ」は、うん、泣けた。
恋する女の子なんだよね。



「キッチンの達人」   6/12(水)

ドジだけれど明るい主婦あかねが、「わ、あれがない!、きゃ、あれも切れてる!」と
大騒ぎしながら、替わりの材料で工夫しながら、愛する家族の為に作る家庭料理の数々。
「大根バーグ」「トロピカルチャーハン」「シンプル・アップルパイ」いったいどれだけ
我が家の定番メニューになったかしら?
おいしくて楽しいレシピ付きのお料理マンガです。


 黄昏の囁き(綾辻行人──囁きシリーズ)   5/30(木)

おじぞうさま、わらった)兄の死の謎を探る青年の耳に何度も蘇る囁き。
その謎をさぐるうちに・・・

「緋色の囁き」「暗闇の囁き」と続く、過去からの囁きが事件の真相を解いていくこのシリーズの3作目がこの本です。
全3作(今のところ)のこの本を私は6冊持っています。
なぜかというと、表紙が違うのです。
最初に買ったのは、人形の写真のついたきれいだけれど少し怖い方の本でした。
その後に、こちらきたのじゅんこの表紙の本を見つけ、とても気に入って3冊とも揃えてしまったのです。(ようするに、表紙の為に買った本なのです)
この表紙は、その中で一番気に入っている表紙です。(んー、でも、本当はどれもきれいで、選びがたいんだけど・・・)
実はこの本は新書でも出ていて、そちらはまた違うきたのさんの絵が書かれているので、ぜひ
そちらも揃えてみたいと思ってるのです。


 ダヤンのスケッチ紀行 モロッコへ行こう  5/7(火)

ダヤンの展示会で買った文庫本です。
前ページに渡ってきれいなカラーさし絵が入っています。
こうゆう文庫本は他にも何冊かあったのですが、その中でこれを選んだ理由は、この本にだけダヤンのしおりが挟んであったからです。
というか、他の種類の本には、しおりがなかったのです。
なぜかしら?
しおりさえあったら、他の本だって買ったのに・・・(・_・、) グスン
しおりの為に買ったみたいな本だけど、中身もとっても素敵です。
コメント

彼方> at 5/7 18:36
猫好きの例に漏れず、ダヤン大ファンの彼方です。
車や携帯ストラップなど、主要なアイテムはダヤンで揃えてたりしてます(笑)
この本は栞付きなのですね。
素敵な情報をありがとう!
私も買う〜〜っ!!
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ゆーり> at 5/7 20:14
名古屋ではそうだったんですよ。
6日で展示は終わってしまったけど。
会場が変わったら、売ってるしおりも変わるかも・・・
私も、もっとダヤンのしおり欲しいですぅ


 百鬼夜行抄  3/31(日)

今市子さんの作品。
少し前に、知人のhpで紹介されていたので、心にとめていたら今回8巻まで
見つけたので思わず購入してしまった本です。
もののけを見ることができる少年律の回りで起こる話を、1話ごとの
読みきりで書いてあるものらしいけど、脇キャラの青嵐や、おじいちゃんの蝸牛が
なんかかっこよくて、そちらの方を拾い読みなどしています。
絵が、ともかくきれい。(すこし、きたのじゅんこに似ているかな)
コメント

彼方> at 4/1 20:55
百鬼夜行抄‥。私の、もうこれ以上はないというくらい一番好きな漫画です(^_^)
なんというか、雰囲気が良い! 絵もストーリーも凄い。いまどき珍しい、老若男女楽しめる作品だと思うな。
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ゆーり> at 4/1 22:48
彼方さんもこの本お気に入りだったんですね。
私も、読めば読むほど、手放しがたくなってるのです。

というわけで、この本は出品予定なしの紹介だけの本です。

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ゆーり> at 4/1 23:17
もう一度見つけたら、今度は出品するためにもう一度買いたい、そんな本です。
(大好きな本こそ、自分で売りたい、「この本、読みたかったんです!」って人と出会いたくて、やっているオークションです)
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文庫も出てるけど> at 4/6 00:57
大きい本で読んで欲しい。だって絵がほんとにきれいなんですもの。
彼方さんもお好きなんですね。好きな人が多くてうれしいです。

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水紀> at 4/6 00:59
上のコメントは私です。名前がぬけててすいません。
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ゆーり> at 4/6 10:01
この本を教えてくれてありがとう(*^-^*)
文庫は知らなかった。
でも、この本は、この表紙にこそ価値があると思ってるから
ぜったいこのシリーズで揃えるよ。


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